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補佐代理
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【既婚・子供あり】40代で会社をやめたいと思うことは甘え?そうではないと考える5つの理由

こんにちは、40代の既婚・子持ちサラリーマンの補佐代理です。

さて僕は40代で扶養家族がありながら今の会社をやめようと考えています。世間では会社をやめることに対して色々な見かたがあるもので、中には家族持ちが会社をやめるなんて「甘い」「無責任」ひどい場合は「社会不適合者なんじゃないか」とまで言われるようです。

これから今の会社をやめようと思っている自分にはなかなかグサグサくるワードで目が痛いです。ただ、ここではっきりしておきたいのは会社をやめるからといって決して甘くもなく無責任でもなく、もちろん社会不適合者でもありません。

ここからは既婚で子供もいる40代のサラリーマンが会社をやめたいと思うことが甘えではない言える5つの理由についてお話していきたいと思います。

目次

20年間サラリーマンとして働いてきた結果の判断だから

石の上にも三年とはよく言われたもので何もない石の上でもじっと座っているだけでも石が暖まる、つまりどんなに辛いことでも何か変化があり好転の芽がでるということわざです。

今40代のサラリーマンの人だと高校をでて働いてる方は20年以上、大学を出て働いている方は15年以上は働いています。僕は今年で20年になります。どうでしょう、石は暖まりましたか?20年も石に座っていますから暖め方も覚えましたよね。

冬の寒さが厳しいときには必死に石をこすって暖めようとしたり、つかれたら燃えてるものに近づいて楽をしたり。

20年も雇われて働いてきたのです。耐えぬいてきたといってもいいでしょう。その人が会社をやめる判断をした。甘いですかね?

人によっては1社だけではなく2社、3社とわたり歩いた方もおられるでしょう。僕は1社だけで20年ですが、社会人として人をみる目もやしなわれましたし「これはまずいことになるぞ」という直感というのでしょうか経験値がますとリスクを回避するために過去の失敗の数々とデジャブ的に同じ感覚になり本能的に危機回避する能力がましてきたと感じます。

経験をつむことで鍛えられた直感ともいうべき危機回避能力が、このままこの会社で働き続けることに対して脳の中で警笛を鳴らしているのです。

昨日今日の判断ではないのです。20年間すいも甘いも知り尽くしたベテラン社員となったわれわれが下した決断です。自信を持ちましょう。まったく甘くはないです。

いまの会社はやめるけど「働く」ことはやめないから

いまの会社はやめますが今後も仕事は続け家族の生活も維持できることが前提条件です。なにもかもイヤになったからすべてを投げ出したい、会社をやめますというのとは違います。

会社をやめること自体に否定的な方はおられます。会社に世話になってきたのに途中でやめるとは何事だみたいなよくわからない精神論者がたまにいらっしゃいます。そういう方はほっておくとして、われわれは何のために仕事をしているのかと考えたとき、やはりお金=生活のためと考える人が大半だと思います。

目的ははっきりしています。お金を稼いでしあわせな生活を手に入れるためです。会社に忠誠を誓い無条件に奉公し心身ともに疲弊することが目的ではないのです。だから目的を果たすために会社を変える、はたらき方を変えることはなんら恥ずべきことではありません。

40代で転職や起業を考えるのは甘いと考える方がいるのは理解できます。40歳を過ぎてからの転職は年齢がハンデになる場合があることも事実です。実際転職サイトに登録して求人をみると年齢制限があったりします。ただ、僕のようにサラリーマンを最終的にやめることを目標としている人にとって転職は手段のひとつでしかありません。

ですので転職して年収アップとか単純作業がイヤとかそんな条件はだしません。副業で稼ぐので年収は下がってもOKです。40歳を過ぎても条件を下げればいくらでも転職できます。このあたりについては下の記事でふれています。

自分という別人が20年前に決めた会社と仕事だから

人生20年説が有名な京都大学名誉教授だった森毅〔もり・つよし〕さんのテレビインタビューでの発言がとても興味深いので紹介させていただきます。

人生20年。

体の物質も頭の配線も、20年もすればすっかり変わるんやから、20年前のオレは赤の他人やと思えと。

人生は20年ずつやったら、80年でも4回あるやないの。

4回あったら1回やそこらどうなろうと、まだ次があるやないの。

森毅[もり・つよし]
(数学者・評論家、京都大学名誉教授、1928~2010)

20年で別人に生まれかわっているとすれば40歳は3回目の人生のはじまりとなりますね。たしかに20歳のころとは考え方も変わってきているのでこの説は結構しっくりきています。

僕の場合ですが20代でたまたま選んだ会社に入って20年。よく考えればこの1社で人生最良の仕事に出会うことは奇跡に近いです。日本には400万社ほど会社があってそこに就職氷河期といわれた狭き門をなんとか通過するため捏造に近い志望動機をディベート大会のごとくいかにもっともらしく話して勝ち取った内定。

なんとなくで選んだ会社と仕事。20年働いてきたからこそ自分は何がしたいのかが見えてきた40代。森教授の説の通り20年のサイクルで生まれ変わっているとすれば40代は新たなスタートにふさわしい年代です。今の会社・仕事が合っていないと感じているのであれば思い切って自分にあった仕事・働き方に変えるためのスタートをきってもよいのではないでしょうか。

年功序列・終身雇用の時代は終わったから

いまから3年前の経団連会長のことばに終身雇用・年功序列型の日本型雇用制度に矛盾がではじめ雇用制度全般の見直しが重要とあります。

「新卒一括採用、終身雇用、年功序列型賃金が特徴の日本型雇用は効果を発揮した時期もあったが、矛盾も抱え始めた。今のままでは日本の経済や社会システムがうまく回転しない。雇用制度全般の見直しを含めた取り組みが重要だ」

日本経済新聞 経団連会長年頭所感 2020年1月1日

終身雇用で一生面倒を見てくれるから多少の無理や無茶でも歯を食いしばって耐えて来ましたが今やその保証はありません。

成果主義の名のもとに若手がどんどん登用されはじめています。これに関しては歓迎することですが、時代の流れを味方にできなかった50歳前後の先輩方は乗り遅れることとなり出向や事実上降格になる人も多くみるようになりました。この先輩方の姿が10年後の自分である可能性も往々にしてあります。

近い将来出向や降格、最悪の場合リストラされることが現実的に起こりうる時代となりました。50歳をすぎてからリストラされたらどうなるのだろうか。自分はそこから新たに仕事をみつけだし家族を養うことができるだろうか。

会社以外で稼ぐすべがないと今の時代はかなりリスクが高いと感じています。だから今のうちから副業をし最終的に雇われない働き方を模索していくことは甘えでもなんでもなく、むしろリスク回避のための行動なのです。

『会社をやめるなんて甘い』という側の価値観が正しいわけではないから

人それぞれ価値観が違います。それ自体当たり前で受け入れるべきことですが、良かれと思ってアドバイスをくれる人の中には自分の価値観を押しつけてくる方もおられます。

会社をやめると伝えたときに否定的なことを言う人はどんな人でしょうか。会社の上司や同僚、友人親戚など。この中で会社勤め(雇われ)以外の仕事をしていた人の助言であれば積極的にきいたほうがいいです。ですがあなたの周りの大半のアドバイスは会社勤めの人のものです。

会社勤めをしているとどうしても交友関係も仕事の繋がり中心、人によっては仕事関係以外の人と話す機会がないということもあります。

私たちは知らず知らずのうちに偏った人間関係の中だけで生きてしまっているのでアドバイスをくれる人の価値観も偏りがあると認識しておかないといけません。

まとめ

今回は40代の既婚で子供もいるサラリーマンが会社をやめることは甘くはないという視点から述べてきました。

おさらいすると下の内容です。

  • 20年間サラリーマンとして働いてきた結果の判断だから
  • いまの会社はやめるけど「働く」ことはやめないから
  • 自分という別人が20年前に決めた会社と仕事だから
  • 年功序列・終身雇用の時代は終わったから
  • 『会社をやめるなんて甘い』という側の価値観が正しいわけではないから

40歳をすぎた家庭もちのサラリーマンですから突然なんの計画性もなく会社をやめると『甘い!』『無責任!』と言われるのは当然ですが、何年もの経験をへて判断し計画的に会社をやめることはなんらおかしなことではありません。

人の意見を気にしてしまいますが最後は自分で決めたことなので自信をもって歩んでいきましょう。

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