どうも、こんにちは!40代既婚・子持ちサラリーマンの補佐代理( FutocchoTie)です。サラリーマン生活がイヤすぎて会社を辞めたいと思っているけど、なんだかんだ生活があるので辞めれないまま40歳をこえてしまった模範的サラリーマンです。
副業で稼ぐ方法としてせどりは再現性が高く多忙なサラリーマンでも月に5万円は余裕で達成できるなどともてはやされているわけです。実際わたしもせどりに挑戦中です(まだ月5万円は達成できていません)。
そんな過渡期、成長期の副業せどらーのわたしが最近感じることは『中古品』の販売が利益面で非常に重要であるということです。せどりをはじめて3ヶ月のわたしは基本的に『新品』を販売しています。が、新品の仕入価格はだいたいどこで買おうが似たような価格です。ということは利益額も大きく見込めないとなります。なので世のツワモノせどらー達はプレ値(プレミアム価格)とかいわれる希少品を大量に仕入るなどして利益を出しているのですが、わたしのような副業ピヨピヨせどらーには到底マネできることではありません。ポケモンカード再販日に朝一からビッグカメラはしごとかサラリーマンには無理ですし転売ヤーとかいって罵られるのもイヤなので…。
その点、中古品は同じ商品でもかなり安く仕入れることが可能だということにせどり開始3ヶ月目で気づきました。なぜ安く仕入られるかというと値決めしている店舗担当者によって価格がマチマチ、つまりは値決めの甘い店だと利益取りやすいということです。知らんけど。
そんなわけど中古品販売しよう!となるわけですが、中古品販売するには許可が必要だということをご存知でしょうか。そう、中古品を売りたければ古物営業許可証が必要なのです‼
古物営業許可の必要性をだいたいでまとめていくで!
古物商許可の基礎知識とAmazon販売での必要性
古物商許可とは、中古品や古物をとりあつかう際に必要となる法的な許可です。
Amazonで中古品を販売するには古物商許可はマストとお考え下さい。Amazonで販売するにあたり中古品はもちろん、新品未使用でも新品として販売することが許されていないモノがあるので注意が必要です。例えばメーカー保証書に購入店舗印がおしてあるものが該当します。この場合何が問題になってくるかというと購入店舗印と同時に購入日が記載されますので、メーカー保証は購入日から保証期間が始まるため商品自体は新品でも新品同様の保証が受けられないものは中古品として出品しないといけません。これはAmazon規約に記載されているので違反の場合は最悪アカウント凍結となります。
「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れられた商品。
- メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(たとえば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
- プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
- Amazon.co.jp限定商品としてAmazonによって販売されている商品(Amazonが特別に承認している場合を除く)。
なお、中古品として出品する際は、プロモーション品、プライズ品、おまけなどである旨をコンディション説明欄へ明記してください。
新品でも店舗保証印がおされたものは中古品として販売しなければならないというのはAmazonの規約上のルールですので守らなくてもアカウント凍結のペナルティはあるものの法的に罰せられることはありません。
Amazonコンディションガイドより抜粋
ただしAmazonに限らずメルカリでもヤフオクでも中古品を営利目的で販売する場合は無許可で販売すると法的に罰せられるので知らないではすませられません。
なぜ中古品の売買に古物商許可が必要なのか
中古品の売買は古物営業法に基づいて行われるもので、消費者保護や不正取引の防止を目的としています。例えば偽物のブランドバッグを知らずに購入し偽物であることを知らずにメルカリで販売したとします。その後購入者が偽物と気づき警察へ。警察はあなたにどこで買ったのかなど詳細に事情聴取します。しかしあなたはどこで買ったのかも覚えていませんしレシートもありません。こうなると偽物の販売元を割り出すことができませんし最悪直近で販売したあなたが疑われるかもしれません。
どこで誰から何を買ったのか、売ったのかを明確にすることで偽物や盗品が流通しないようにするというのが目的の1つとなります。中古品を販売するには古物商許可証が必要で、許可を受けた販売者はいつどこで誰から何を買って誰に売ったのかの記録をつける義務があります。古物商許可を持つことで、違法な取引や詐欺を防ぎ、信頼性のあるビジネスを展開することができます。
もし古物商許可を取らずに無許可で中古品を販売するとどうなるか?
古物商許可を取らずに営利目的で中古品を販売すると最悪の場合、逮捕されます。新品を販売する際には許可は必要ないので大丈夫です。あくまで中古品・古物の販売の場合となります。
メルカリでいらなくなったものを販売してるけどあれは大丈夫なのか?こういう疑問が湧いてきますが、個人が私用で購入したモノを不要になったのでメルカリに出品する場合はOKのようです。許可が必要なのは継続的に転売している、ビジネスとして転売しているケースとなります。ただし、これを判断しているのは警察ですので警察が利益目的で古物を販売していると判断された場合は身の潔白を自らで証明しなければならないでしょう。
古物商許可の申請方法と流れ
というわけでこれから中古品を販売して利益を得ようとしているのであれば古物商許可証を取得しましょう。古物商許可を取得するためには、自分で申請する方法と行政書士に依頼する方法があります。
自分で申請する場合
古物商許可の申請には、個人情報や事業内容に関する詳細な情報が必要です。具体的な必要書類や申請手続きについてはお住まいの地域の管轄の警察署のHPを参照しましょう。地域によって申請方法や申請に必要な書類が若干違ったりします。もっというと担当者によって異なる場合がありますので、一番無難なのは申請する前に所管の警察署の担当者に必要書類や書き方を事前に電話をして確認することです。
また、そもそも古物営業許可を受けられない場合がありますのでこちらも事前にチェックしましょう。
古物営業の許可を受けられない場合
1.破産手続開始決定を受けて復権を得ない者
2.禁錮以上の刑に処せられ、又は一定の犯罪により罰金の刑に処せられて、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して5年を経過しない者
3.集団的に又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる違法な行為で、古物営業法施行規則で定めるものを行う恐れがあると認められる理由がある者
4.「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」に基づく命令又は指示を受けた日から起算して3年を経過しないもの
5.住居の定まらない者
6.古物営業の許可を取り消されて5年を経過しない者
7.営業に関して成年者と同一の能力を有しない未成年者
8.心身の故障により古物商又は古物市場主の業務を適正に実施することができない者として、古物営業法施行規則で定めるもの
9.法人の役員、法定代理人が上記1から4までに掲げる事項に該当するとき
埼玉県警察古物に関する申請手続きより抜粋
行政書士に依頼する
行政書士を利用すると、専門家のアドバイスを受けながらスムーズに申請手続きを進めることができます。行政書士は必要書類の準備や申請書の作成、手続きのサポートを行い、迅速かつ正確な申請が可能です。必要書類の収集から警察署への申請代行までをやってくれるプランだと5万~7万円くらいが相場だということです。
私は自分で書類を集め必要事項を記入し警察署へ申請をしました。自分でやってやれないことはないですが、作業時間以上に必要な書類は何か、書き方はどう記入するのかなどを調べることにかなり時間がかかりました。警察署の受付時間が平日の日中なので仕事をしていると半休か時差出勤など時間の融通をきかせる必要があります。面倒だなと最初に感じたら行政書士に任せてみるのがよいかもしれません。途中まで調べてからやっぱり行政書士に依頼しようとなると時間がもったいないですからね。
Amazonでの古物商許可申請
古物商許可証を取得したらAmazonセラ―セントラルの出品者情報ページに古物商許可番号などの情報を記載します。基本的なおさらいですが、Amazonで販売するには名前、住所など出品者情報を掲示しなければなりません。個人情報はダダもれですが副業で収入を得るためにはこれくらいのことは我慢しないといけません。個人情報をさらしたくない人はAmazon販売は避けるのでライバルが減ってこちらとしてはありがたいです。
出品者情報の表示
Amazonサイトの出品者の情報ページに、以下の情報を表示しなければなりません。
Amazon規約 特定商取引法(特商法)及びその他の法令に基づく表示より抜粋
- 販売業者名:
- 法人出品者:登記簿上の名称
- 個人出品者: 戸籍上の氏名
- お問い合わせ電話番号: 消費者からの問い合わせ対応等のために現に使用されている出品者自身の電話番号
- 住所: 現に事業活動をしている住所(私書箱等は不可)。建物の名前や部屋番号等も正確に表示する必要があります。また、個人出品者についても、事業所の所在地を表示する必要があります。事業を行っている場所が自宅である場合でも、例外ではありません。
- 運営責任者名: 出品に関する業務の責任者の戸籍上の氏名(法人の場合、法人を代表する権限を有する者でなくても可))
- 店舗名: 当サイトにおける出品者の店舗名
- 許認可情報: 法令上表示が義務付けられている許認可/登録/届け出の種類と許認可/登録/届け出番号
下のように出品者ページに古物商許可番号を記載します。Amazon的にはこれでOKのようですが、警察の担当者さんには公安委員会名も併記しなさいと指導があったので別途記載します。やり方は別記事に書きますのでご参照ください。
まとめ
まとめると下記です。
- 副業せどりで利益額を高めたければ中古品販売を検討すべし
- 営利目的で中古品を販売するには古物商営業許可が必要
- 無許可で中古品を販売すると法の下に罰せられる
- Amazon独自の規約において新品だけど中古として販売しなければならない場合がある
- Amazon出品者ページに古物商許可番号など掲載しなければならない
というわけでAmazonで中古販売するにはとにかく古物商許可が必要です。Amazon販売するのであればとっておきましょう。